・新NISAの成長投資枠でどの銘柄を買えばいいかわからない
・どこで新NISAを始めればいいかわからない
・大手ネット証券の特徴を比較したい
新NISAの成長投資枠で銘柄選びに迷っている人向けに、各社のNISAランキングと口座選びで確認したいポイントを整理しました。
ランキングは、多くの投資家がどの銘柄を選んでいるかを知る手がかりになります。
ただし、人気銘柄が必ず自分に合うとは限りません。投資目的、リスク許容度、信託報酬、投資対象、分配方針を確認したうえで選ぶことが大切です。
本記事では、ランキングの集計期間や対象をできるだけ明確にしながら、楽天証券・SBI証券・マネックス証券・松井証券・三菱UFJ eスマート証券の特徴を比較します。
新NISAの成長投資枠で銘柄を選ぶ前に|年間240万円・生涯1,200万円まで
成長投資枠は、つみたて投資枠よりも投資できる商品の幅が広い枠です。投資信託だけでなく、国内株式や外国株式などに投資できる金融機関もあります。
一方で、すべての商品が成長投資枠の対象になるわけではありません。毎月分配型の投資信託、高レバレッジ型の商品、整理銘柄・監理銘柄などは対象外になるため、購入前に必ず各社の画面で「NISA成長投資枠で買えるか」を確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年間投資枠 | 成長投資枠は年間240万円。つみたて投資枠120万円と合わせると年間360万円まで利用できます。 |
| 生涯投資枠 | NISA全体で1,800万円まで。うち成長投資枠は1,200万円までです。 |
| 対象商品 | 上場株式・投資信託など。金融機関によって取扱商品は異なります。 |
| 金融機関 | NISA口座は1人1口座です。つみたて投資枠と成長投資枠を別々の金融機関で使うことはできません。 |
また、この記事で紹介するランキングは、証券会社ごとに集計期間や集計指標が異なります。
「1位だから必ず優れている」と判断するのではなく、銘柄選びの候補を見つけるための参考情報として見てください。
証券会社別ランキングの見方|集計対象が同じとは限らない
| 証券会社 | 本文で扱うランキング・確認内容 |
|---|---|
| 楽天証券 | NISAの積立設定件数ランキング |
| SBI証券 | NISAの月間積立件数増加ランキング |
| マネックス証券 | NISA月間積立契約件数ランキング |
| 松井証券 | 週間積立設定件数ランキングの公式表示で確認できた上位銘柄 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | ランキング表ではなく、NISAの取扱商品・手数料・ポイント条件を整理 |
ランキングの名称が似ていても、「買付金額」「買付件数」「積立設定件数」「積立設定金額」では意味が違います。
たとえば、買付金額ランキングはまとまった資金で買われた銘柄が上位になりやすく、積立設定件数ランキングは少額で積み立てる人が多い銘柄が上位になりやすい傾向があります。
楽天証券のNISA人気投資信託ランキング|2026年5月の積立設定件数
| 順位 | 銘柄 |
|---|---|
| 1 | 楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド |
| 2 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
| 3 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
| 4 | 楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型) |
| 5 | 楽天・ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし) |
| 6 | iFreeNEXT FANG+インデックス |
| 7 | 楽天・プラス・SOXインデックス・ファンド |
| 8 | 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド |
| 9 | iFreePlus 世界トレンド・テクノロジー株(Zテック20) |
| 10 | eMAXIS 日経半導体株インデックス |
楽天証券を選ぶときに確認したいポイント
- 投信積立は月100円から始められる
少額で試したい人でも設定しやすく、楽天証券で取り扱う投資信託は買付手数料が無料です。ただし、信託報酬などの保有コストはファンドごとにかかります。 - 楽天ポイントを投信積立に使える
楽天ポイントを投信積立の買付代金に利用できます。ポイント投資を重視する人は、利用できるポイントの種類や設定条件も確認しましょう。 - 楽天カード・楽天キャッシュ積立に対応
楽天カード決済は毎月最大10万円まで、楽天キャッシュ決済は毎月最大5万円まで投信積立に利用できます。NISAでも利用できますが、還元率はカード種別や条件で変わります。 - 低コストインデックスとテーマ型が混在している
オルカンやS&P500だけでなく、NASDAQ100・SOX・半導体関連などのテーマ型も上位に入っています。値動きが大きくなりやすい銘柄は、投資額を抑えるなどリスク管理が必要です。
SBI証券のNISA人気投資信託ランキング|2026年4月の月間積立件数増加
| 順位 | 銘柄 |
|---|---|
| 1 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
| 2 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
| 3 | eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) |
| 4 | 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資) |
| 5 | iFreeNEXT FANG+インデックス |
| 6 | ニッセイNASDAQ100インデックスファンド<購入・換金手数料なし> |
| 7 | eMAXIS 日経半導体株インデックス |
| 8 | eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) |
| 9 | iFreeNEXT NASDAQ100インデックス |
| 10 | ニッセイSOX指数インデックスファンド(米国半導体株)<購入・換金手数料なし> |
SBI証券を選ぶときに確認したいポイント
- NISA対象商品の手数料を抑えやすい
NISAでは投資信託・国内株式・米国株式・海外ETFなどの手数料無料施策があります。国内株式の手数料無料には電子交付などの条件があるため、口座開設後の設定も確認しましょう。 - オルカン・S&P500に加えて国内株式や半導体関連も上位
上位には全世界株式や米国株式だけでなく、日経平均、TOPIX、半導体関連ファンドも入っています。流行テーマに偏りすぎないよう、資産配分を確認することが大切です。 - ポイントサービスは条件が変わりやすい
クレカ積立や投信保有ポイントは、カード種別・利用額・対象銘柄によって還元率が変わります。ポイントだけで選ばず、信託報酬や投資対象もあわせて比較しましょう。 - 取扱商品が多いため、選ぶ基準を先に決める
商品数が多いと選択肢は広がりますが、迷いやすくもなります。まずは「全世界株式」「米国株式」「国内株式」「テーマ型」など、投資したい資産クラスを決めてから絞り込みましょう。
マネックス証券のNISA人気投資信託ランキング|2026年4月の月間積立契約件数
| 順位 | 銘柄 |
|---|---|
| 1 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
| 2 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
| 3 | iFree S&P500インデックス |
| 4 | iFree 8資産バランス |
| 5 | iFreeNEXT FANG+インデックス |
| 6 | iFree 日経225インデックス |
| 7 | eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) |
| 8 | ひふみプラス |
| 9 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(除く日本) |
| 10 | eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) |
マネックス証券を選ぶときに確認したいポイント
- NISAでは幅広い商品の売買手数料が無料
NISAで取引可能な日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料です。IFAサービスなど一部は条件が異なるため、該当する人は手数料体系を確認しましょう。 - dカード積立は条件によって還元率が変わる
dカード積立では、カード種類・入会年数・口座区分などによってポイント還元率が変わります。高還元率だけを見ず、自分のカード条件で実際に何%になるか確認することが大切です。 - ランキング上位は分散型と米国株型が中心
オルカン、S&P500、8資産バランスなど、長期積立で使われやすい投資信託が上位に入っています。1本で広く分散したい人は、投資対象地域と資産クラスを比較しましょう。 - 成長投資枠とつみたて投資枠の表示を確認する
ランキング上の銘柄には、NISA成長枠・NISAつみたて枠の表示があります。自分が使う枠で購入できるか、注文前に必ず確認しましょう。
松井証券のNISA人気投資信託ランキング|公式表示で確認できた上位5銘柄
松井証券の公式ランキングページでは、NISAの「週間買付金額」「週間買付件数」「週間積立設定件数」「週間積立設定金額」など、複数の指標を確認できます。
ここでは、公式表示で確認できた「週間積立設定件数ランキング(成長投資枠+つみたて投資枠)」の上位銘柄を整理しています。
| 順位 | 銘柄 |
|---|---|
| 1 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
| 2 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
| 3 | eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) |
| 4 | iFreeNEXT FANG+インデックス |
| 5 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス |
松井証券を選ぶときに確認したいポイント
- NISAで日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料
NISAで日本株、米国株、投資信託を取引する場合の売買手数料が無料です。投資信託は信託報酬などの保有コストが別途かかるため、手数料無料だけで判断しないようにしましょう。 - 投信残高ポイントは最大1%だが条件を確認する
投資信託の保有残高に応じてポイントが付与されるサービスがあります。還元率は銘柄ごとに異なり、ETFやMMFなど対象外の商品もあるため、対象銘柄を確認しましょう。 - ランキング指標を切り替えて見られる
買付金額、買付件数、積立設定件数、積立設定金額では、上位に出る銘柄が変わることがあります。積立目的なら、買付金額だけでなく積立設定件数も確認すると判断しやすくなります。 - 上位5銘柄だけで決めない
上位には低コストのインデックスファンドが多く入っていますが、全世界株式・米国株式・国内株式では投資対象が違います。すでに保有している銘柄と重複しないかも確認しましょう。
三菱UFJ eスマート証券の新NISA|ランキングより先に取扱商品と条件を確認
三菱UFJ eスマート証券は、旧auカブコム証券のネット証券サービスです。
社名が似ているため、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のランキングや手数料情報と混同しないよう注意しましょう。ランキングを見る場合は、三菱UFJ eスマート証券の公式ページかどうかを確認することが大切です。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 成長投資枠の商品 | 投資信託、国内株式、プチ株、外国株などに対応しています。ただし、対象外商品もあります。 |
| NISA取引手数料 | 現物株式・プチ株・米国株式・投資信託の取引手数料が無料です。 |
| クレカ積立 | 三菱UFJカードやau PAYカードで、毎月100円〜10万円まで投資信託の積立ができます。 |
| ポイント還元 | au PAYカード決済では、積立金額に応じてPontaポイントが還元されます。通常の還元率はカード種別などで変わります。 |
| 投信保有ポイント | 投資信託の保有残高に応じてPontaポイントがたまるサービスがあります。 |
三菱UFJ eスマート証券を選ぶときに確認したいポイント
- Pontaポイントを使う人は条件を確認しやすい
投信積立や投信保有でPontaポイントをためたり、ポイントを投資信託やプチ株の購入に使ったりできます。還元率はカードや対象銘柄によって異なります。 - 国内株やプチ株もNISAで使いたい人に向く
投資信託だけでなく、国内株式やプチ株も成長投資枠で活用できます。少額で個別株に投資したい人は、取扱銘柄と手数料条件を確認しましょう。 - ランキングを見るときは集計指標を確認する
販売金額、積立設定金額、リターンなど、ランキングの指標によって上位銘柄は変わります。成長投資枠で購入したい場合は、対象商品かどうかもあわせて確認しましょう。 - au PAYカード積立の還元率は条件付き
au PAYカード決済では、通常カードとゴールドカードで還元率が異なります。通信プランやキャンペーンによる上乗せ条件は変更される可能性があるため、最新条件を確認しましょう。
ランキングを見たあとに確認すること|信託報酬・投資対象・リスクを比較
ランキングで気になる銘柄を見つけたら、すぐに購入するのではなく、次の点を確認しましょう。
- 投資対象:全世界株式、米国株式、国内株式、半導体、ゴールドなど、何に投資しているか
- コスト:買付手数料だけでなく、信託報酬・信託財産留保額・実質コストを確認する
- 値動き:テーマ型、ハイテク株、半導体関連、ゴールド関連は値動きが大きくなる場合がある
- 分散性:同じ指数や同じ地域のファンドを複数買って、意図せず偏っていないか確認する
- NISA対象可否:成長投資枠で買えるか、つみたて投資枠でも買えるかを注文画面で確認する
初心者が迷う場合は、まずは投資対象が広く、信託報酬が低いインデックスファンドを中心に比較すると、銘柄の違いを理解しやすくなります。
一方で、高配当株式、半導体、NASDAQ100、FANG+、ゴールドなどは、目的がはっきりしている人向けの選択肢です。ランキング上位だからという理由だけで大きな金額を入れず、少額から試すか、全体の資産配分の一部として使うとよいでしょう。
出典
楽天証券「NISAランキング(積立件数)」
楽天証券「投信積立」
ダイヤモンドZAiオンラインα「NISAで人気の投資信託ランキング!【2026年5月】SBI証券『NISA(つみたて投資枠+成長投資枠)』での積立金額&積立件数が多い投資信託トップ10を発表!」(公開日:2026年5月1日)
SBI証券「投資は、もっと自由になれる。“ゼロ革命”」
マネックス証券「投資信託 ランキング一覧」
マネックス証券「投資信託残高3兆円突破のお知らせ」(公開日:2026年4月24日)
マネックス証券「dカード積立」
松井証券「NISA 銘柄ランキング(投資信託)」
松井証券「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス 特徴」
三菱UFJ eスマート証券「NISA」
三菱UFJ eスマート証券「au PAYカード決済(投資信託)」

